2016年4月より
小学校での色覚検査が推奨されるようになりました。

1994年までは小中学校で色覚の検査が実施されていました。しかし、当時は色覚異常者を色盲・色弱と呼んでいたこともあり、不必要な社会制限も多くありました。そのため差別やいじめにつながるのではないかという意見が多く、2003年に検査が廃止されてしまいました。
先天色覚異常は自覚することが難しく、検査をしていない場合は気付かずに大人になるケースが多くあります。その結果、進学・就職の時期に色覚異常が発覚し、それが原因で進路の断念などトラブルが増えてきました。
そのため2016年4月から小学校での任意の検査が再開され、今後は早い段階で色覚異常の有無を知ることができるようになりました。

医学博士 市川一夫

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